大型施設での節電方法

多くの電気代が必要になる商業施設では、経費削減のために節電に取り組むことが鉄則となっています。

効率的な節電を行うために明るさを抑えた照明を導入したり、エアコンに関してはコンプレッサーの運転効率が高いものに補修したりといった方法があります。しかし、大型施設になってくるとこのような方法では微力なコントロールにしかならず、規模に見合った方法を採用しなければなりません。

そこで今回は大型商業施設に活用できる節電対策方法についてご紹介していきましょう。

■太陽光発電で電力を確保する

国が制定した電力買取制度によって、再生可能エネルギーである太陽光発電を導入する大型施設が増えてきました。基本的には使用電力を調達することがメインとなっていますが、発電電力を売却し収入源の増加につなげているところもあるようです。以前よりも低価格で発電システムを設置できようになったので、大型施設だけでなくコンビニやスーパーなど小規模な商業施設でも展開しているところが多くなってきています。

しかし、太陽光発電の場合は気候や日当たりの良い場所を考慮しなければならないことと、屋根への負担がかかってしまうなどのリスクがあるので、デメリットをよく考えた上で導入する必要があるでしょう。

■夜間電力を使って電気を効率活用する

大型施設の場合は、昼間の空調使用量や消費電力が節電にとって最も深刻な課題です。そこで有効になるのが「エコアイス」という仕組みです。エコアイスは夜間電力を使用して昼間の空調機器に使う冷熱を補うことができるシステムのことを言います。一般的に電気料金は夜間の方が安く設定されているため、この時間帯に電力を使って氷や温水を作り出し、それを昼間の空調に利用する流れとなっています。

エコアイスを利用すれば、昼間節電しながら空調を効率的に運転することができるでしょう。

■施設の照明を見直す

施設の規模が大きくなるほど、スペース全体を照らすための照明が必要になります。もし大型の工場などで、古い白熱灯などが使用されている空間があれば、電気料金を圧迫する恐れがあります。この場合には、大型施設用のLEDなどに取り替えることで節電を測れます。

LEDは電気の変換効率が高く、一般的な白熱灯が10%程度、蛍光灯が20%程度なのに対して、LEDは30%~50%だと言われています。変換効率とは、どれだけ効率よく電気エネルギーを可視光線に変換できるかを表したパーセンテージです。

つまり、白熱灯とLEDに同じ電気エネルギーを入力した場合、LEDの方が明るくなるということです。同じ明るさで使用した場合、LEDは白熱灯よりもずっと少ない電気エネルギーで発光します。大量の白熱灯をLEDに取り換えれば、多くの節電効果を得ることが可能です。今ではLEDも多くの種類が販売されているため、照明の数自体を減らして明るさを損わないよう工夫することも検討できます。

今回は、大型施設でできる節電対策についてご紹介してきました。多くの電気料金が発生する施設だからこそ、節電に対しての取り組みは非常に大切です。今回ご紹介した節電情報を参考に、節電に取り組んでみてはいかがでしょうか。