鉄道が行っている節電方法

まだ記憶に新しい東日本大震災での原子力発電所でおきた事故による影響で、節電意識が以前よりも強化されるようになりました。その結果、大量の電力が必須とされている鉄道会社でも節電に取り組むところが多くなってきています。

ここでは、鉄道会社が取り組んでいる節電方法についてご紹介していきましょう。

■駅や列車内の照明は間引いて消灯

駅のホームや列車内に設置されている照明がところどころ消されている場面を見たことがある方も多いのではないでしょうか。照明をつける必要性が比較的少ない昼間の時間帯は、照明がなくても困らない状況です。照明を間引いて節電対策に取り組むところも多く、1ヵ所の節電効果はそれほど大きくないものの、駅や列車は全国各地にたくさんあることからトータル的に考えると一定の節電効果が期待できるでしょう。

■走行中は列車表示灯を消す

列車の側面には行き先や列車の種別を表示するためのプレートがあります。このプレートは、列車が走行している最中はあまり意味を持たないので、走行している間は消灯させている鉄道会社も少なくありません。停車駅に列車が止まる時だけ点灯させても乗客の利便性は、以前と同様に変わらないと言えるでしょう。

中には、たまたま走行中の列車を見かけた時に行き先が表示されているプレートを見て、列車の運行経路を思い浮かべたり、列車見学や写真撮影をしたりしている人にとってはためらいや不便さを感じるかもしれません。

しかし、節電効果の取り組みとしては高く評価できる得策と言えるのではないでしょうか。

■車両自体を改良させた新型車両に

列車を新型車両に交換する方法も実は鉄道会社にとっては立派な節電です。旧型車両に比べて新型車両の方が、同じ走行距離でも電力の消費量が少なくなります。新型車両の車体は軽量化も進んでいるので、走行中の消費電力を削減することも可能です。また、乗客数の少ない列車の運行をなくすことも節電対策としてあげられるでしょう。

列車は乗客が乗っていなくても、必ず一定の電力が必要になるからです。

鉄道会社の運行方針はもちろん節電をすることではありません。しかし、多くの人たちが利用する身近な存在である以上、地球環境への配慮は欠かせないものでもあります。国土交通省が提示した目標では、2030年までに鉄道の電力消費量を20%削減するよう求められています。

この目標を達成させるためにも、車輌改良や省エネルギー運転、支援システムの導入など、効率的に運行できる改善策が必要になってくるでしょう。

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